436年前の超新星現象:「光のこだま」分析で当時の爆発を観察 2008年12月 4日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Clara Moskowitz Image: MPIA/スピッツァー宇宙望遠鏡/チャンドラX線観測衛星/Calar Alto 3.5m Telescope 436年前に地球から初めて観察された超新星の爆発が、タイムトラベルのような宇宙のよじれを通して、天文学者たちの前に姿を現した。 超新星『SN 1572』の可視光のうち、ちり粒子によって地球への到達が遅れたものを観察することで、その当時のままの爆発をいま見ることができるのだ。 1572年に爆発が初めて確認されたとき、それまでの星に比べて極度に明るく見えたため、デンマークの天文学者ティコ・ブラーエはこれを「新星」と名づけた。現在の天文学者たちはこれを「ティコの超新星」(SN 1572)と呼んでい