大勢の傍聴者が見守る中、行政刷新会議の「事業仕分け」が始まった=11日午前9時42分、東京都新宿区、鬼室黎撮影インターネット中継も行われた行政刷新会議の「事業仕分け」=11日午前9時38分、東京都新宿区、鬼室黎撮影 来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」が11日、国立印刷局市ケ谷センター(東京都新宿区)で始まった。初日は、文部科学省などが所管する独立行政法人の運営のあり方や、下水道、港湾整備などの公共事業、診療報酬などが取り上げられる。 延べ9日間続く事業仕分けでは、国の447事業を取り上げる予定で、約95兆円の概算要求をどこまで削減できるかが焦点。午前9時すぎに始まった開会式で、事業仕分け人の「統括役」を務める民主党の枝野幸男元政調会長は「納税者、国民の視点で事業の進め方がこれでいいのかどうかを、国民の前に示してほしい」とあいさつした。