JR北海道のトラブル、過去10年で最多165件 発生割合、他社の2倍超 (04/11 10:02) 車両故障や設備不良といったJR北海道側の原因による列車運休などのトラブルが2012年度、2月末時点で165件に上り、過去10年で最多になったことが10日分かった。また、発生割合も、11年度の統計ではJR貨物を除く他のJR各社との比較で2~3倍高く、JR北海道の多発ぶりが裏付けられた形だ。8日に函館線で特急列車から出火するなどトラブルは続いており、専門家は「トラブルには大事故の芽が含まれており、対策を講じなければ危険」と指摘している。 JR北海道のトラブルの内訳は、特急のドアが走行中に開いたり、自動列車停止装置(ATS)の誤作動で非常ブレーキが作動するなどの車両関係が91件。レールの破断やポイントが切り替わらないなど設備関連が46件、連結作業ミスなどの人的要因が28件だった。<北海道新聞4月1