小学生のときにカズヤというものすごく体の発育の良い男がいた。今思うと発育が良いというレベルではなかった彼、小学5年生の時点で体は出来上がり、50mを走ればぶっちぎり、ハンドボールを投げれば県新記録、男性教師に腕相撲で勝つ程の腕力によって繰り出されるあらゆる球技におけるダントツの破壊力はまさにスターを取ったマリオ状態。無敵なのであった。 その小学生離れした筋肉により彼は当然の様に小学生生活を通じて常に学年のボスであり続け、頭の方はさほど良くなかったが、そのガタイとパワーだけで何ぴとも彼に意見する事は出来なかったのである。 運動神経だけではない。小学六年生の時点で彼の身長は165cm、ガタイは「いい体してるね」と言われる成人男性並み。なにより顔の見た目が完全にオッサンであった。小学校高学年の時点で完成されてしまった彼の成人ルックスをもってすれば、普通の小学生などその見た目だけで「すいませんでし