世の中には犬派と猫派がいて、それぞれが犬や猫の素晴らしさを語り、ときに争いになったりするが、この件については犬派に軍配が上がりそうだ。 犬の飼育で約60%も認知症リスクが下がるケースも 今年10月、「犬を飼っている人は、飼っていない人と比較して、認知症になるリスクが40%低い」とする学術論文が発表された。米医学誌『Preventive Medicine Reports(予防医学レポート)』12月号に掲載された研究(*)で、1万1194人の高齢者(平均年齢74.2歳)を対象に、犬・猫の飼育と認知症との関係を調査した結果だという。一方、猫については認知症のリスク低減は2%で、ほとんど効果がなかった。 【*:「Protective effects of dog ownership against the onset of disabling dementia in older community