23日に投開票が行われた東京都議会議員選挙(定数127)は、自民党が全員当選で都議会第1党奪還を果たす一方、民主党は惨敗し、公明、共産両党を下回る第4党に転落した。 日本維新の会も議席を減らし、2議席にとどまった。 投票率は過去2番目に低い43・50%で、民主党や維新の会などへの失望感が低投票率につながった面もありそうだ。各党は、今回の結果を分析し、7月の参院選に向け態勢立て直しを急ぐ。 都議選の投票率は、民主党による政権交代への期待が高まっていた2009年の前回選(54・49%)を大幅に下回った。 前回選で初の都議会第1党に躍進した民主党は今回、退潮傾向に歯止めがかからず、改選前の43議席から15議席に激減した。 開票から一夜明けた24日、海江田代表、細野幹事長らが午前中から党本部に集まり、今後の対応を協議した。共産党を下回る結果になったことへの衝撃は大きく、動揺は続いている。