国連の加盟国に準ずる地位にあるパレスチナの旗を国連本部に掲げることを認める決議案が国連総会で採決にかけられ中東やアフリカの各国に加え、日本も支持して賛成多数で採択されました。 こうしたなか、国連総会では10日、国連本部に「オブザーバー国家」の旗を掲げることを認める、アラブ諸国などが提出した決議案の採決が行われました。 採決では、中東やアフリカの大半の国に加え、多くのヨーロッパ諸国や日本も支持に回り、「賛成」が119か国に上ったのに対し、「反対」はイスラエルやアメリカなど8か国にとどまり、45か国が「棄権」して、賛成多数で採択されました。 採決にあたり、反対したアメリカのパワー国連大使は「国連にパレスチナの旗を掲げることは対話を通じた和平を遠ざけるものだ」などと批判したのに対し、賛成したフランスのドラットル国連大使は、「将来パレスチナ国家を樹立するという揺るぎない意志を示すものだ」と述べまし