【5月8日 AFP】米国の「異人種間結婚禁止法」撤廃の立役者となったミルドレッド・ラビング(Mildred Jeter Loving)さんが2日、肺炎のためバージニア(Virginia)州ミルフォード(Milford)の自宅で死去した。68歳だった。 1958年、17歳だったラビングさんは、6歳年上の建設作業員リチャード・ラビング(Richard Loving)さんと結婚した。当時バージニア州では異人種間の結婚が禁止されていたため、2人は首都ワシントン(Washington D.C.)で結婚し、その後州内で新婚生活を始めた。ところが数日後、保安官が突然訪ねてきて、「白人男性を夫にした」としてラビングさんを逮捕した。 2人は事実上の「州外退去命令」を受け、ワシントンに居を移した。そして、複数の人権団体とともに、異人種間の結婚を禁止する州法は憲法に違反するとして州政府を訴える。 このいわゆる「
![米国の「異人種間結婚禁止法」撤廃の立役者、ラビングさんが死去](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da1b7f7e200dce6f634cfaf47ec3f8dde3b1d97d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F2%2F1000x%2Fimg_1222c408c14e048bac71e74c48ecc9fc160752.jpg)