香港、立法会選を1年延期 「緊急条例」適用―民主派批判の中 2020年07月31日21時44分 31日、香港で記者会見する林鄭月娥行政長官(AFP時事) 【香港時事】香港の林鄭月娥行政長官は31日、9月6日に控えた立法会(議会)選挙を1年間延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を理由に挙げ「政治的考慮はない」と強調したが、民主派や国際社会の反発は必至だ。延期後の選挙は2021年9月5日に実施する。 選挙延期に当たっては、非常時に行政長官に大きな権限を付与する「緊急状況規則条例」を適用。緊急条例は昨年、デモ隊のマスク姿を禁じた際に約半世紀ぶりに用いられたもので、立法会の審議を経ずに行政長官が新たな規則を案出できる強硬手段だ。 林鄭長官は31日の記者会見で、投票日に多くの市民が集まることによる感染リスクを指摘。「関連作業を進めることも困難であり、選挙の公平性を保つためにも延期を決定し
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