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ブックマーク / sp.mainichi.jp (6)

  • 袴田巌死刑囚:「世界で最長収監」としてギネス認定:毎日新聞

    1966年に清水市(現静岡市清水区)で起きた強盗殺人「袴田事件」の袴田巌(はかまだいわお)死刑囚(77)が「世界で最も長く収監されている死刑囚」としてギネス世界記録に認定されたことが分かった。第2次再審請求中の弁護団は「世界が、袴田死刑囚の境遇に関心を抱いていることを知ってほしい」と話している。 英ギネスワールドレコーズの日法人などによると、75歳の誕生日である11年3月10日付で、独自調査に基づき同社が認めた。認定の対象は、1審・静岡地裁で死刑判決を受けた68年9月11日から、2010年1月1日の「42年間」。ただし今も東京拘置所に収監中だ。 死刑確定後の拘束期間は名張毒ぶどう酒事件の奥西勝死刑囚(87)らの方が長いが、1審判決以降「死刑囚としての拘束」が続いているとして、袴田死刑囚が最長と判断した。 公式サイトでは「独房に暮らし、許可なく看守と会話もできない。長年にわたって面会者もな

  • 福島除染作業:おかず野菜だけ 手当除くと日当1000円:毎日新聞

    野菜をゆでただけの夕、1人当たり2畳で寝起き……。東京電力福島第1原発事故に伴い福島県で進む国直轄除染の作業員が、過酷な労働環境に置かれている。その対価は危険手当を除けば実質ただ働きで、つじつま合わせの「契約書」に署名を迫られるケースもある。ゼネコン中心の元請けから、幾重にも下請けが連なる構造の下、末端の作業員にしわ寄せが及んでいる。 「人間として扱われなかった」。昨年9月から約2カ月、同県田村市で除染に従事した青森県の男性(59)が漏らす。8畳間のバンガローに同僚と計4人が押し込まれた。最初の夕に驚いた。おかずはナス、もやし、ピーマンをゆでただけ。会社に不満を言うと「ハム2切れくらい」がやっと追加された。 作業は、原発から20キロ圏内の急斜面での草刈りだった。商店などは近くにない。会社側が用意した昼は、具のないおにぎりと漬物だけ。事を作る女性に尋ねたら、朝は100円、夕は20

  • 東電女性社員殺害:遠く長かった「真実」…無罪確定

    マイナリさんが出した自筆のコメント 逆転有罪判決から12年間訴え続けた「無実」が認められた。東京高裁で7日、ネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(46)に無罪が言い渡された東京電力女性社員殺害事件の再審控訴審判決。検察側の有罪主張放棄を経て出された判断に、支援者らは「ようやく真実が明らかになった」と歓喜の声を上げた。一方で、当時の捜査関係者らは複雑な心境を漏らし、裁判所から謝罪の言葉はなかった。 ◇裁判所の謝罪なく 「件控訴を棄却する」。東京・霞が関の東京高裁で午前10時半に開廷した判決公判の冒頭、小川正持(しょうじ)裁判長は厳しい表情のまま、1審無罪判決に対する検察側控訴を退けた。 続けて無罪の理由を説明。「再審公判では弁護人だけでなく、検察官も控訴棄却を求めている」と述べると、傍聴席に座ったマイナリさんの支援者、客野(きゃくの)美喜子さん(60)は表情を崩さず、無言のまま小

  • 生活保護費:「現物給付案」受給者ら危惧 厚労省も難色

    自民党部=社ヘリから武市公孝撮影 衆議院の解散時期が取りざたされる中、総選挙に向けて生活保護費の現物給付を打ち出す動きが広がりつつある。自民党費代わりに事用回数券の配布を想定し、現物給付の導入をマニフェスト(政権公約)に盛り込む見通し。橋下徹大阪市長が代表に就く「日維新の会」も新党の綱領に現物給付の導入を明記する。受給者の間には「安心して暮らせなくなるのでは」との不安感が広がり、厚生労働省も「差別を助長する恐れがある」と難色を示している。【遠藤拓】 生活保護費は「生活」「教育」「住宅」など用途別に給付方法が定められ、緊急時などを除いて現金を給付する。受給者が金銭を支払う必要のない現物給付は「医療」と「介護」だけだ。 自民党は先月まとめた政権公約最終案で、自治体が保護費の現物給付と現金給付を選べる制度の導入に言及。具体的には券の配布や自治体による家賃の振り込みを想定している。

  • ツアーバス:仲介禁止へ 違反業者は業務停止 国交省方針

    46人が死傷した関越道の高速ツアーバス事故を受けて、今月末の高速ツアーバス業界の制度改正を進めている国土交通省は、新制度ではバス会社を手配する仲介や下請けを全面的に禁止する方針を固めた。さらに旅行会社も高速路線バス事業者として組み入れ、貸し切りバス会社との運行委託契約について同省の許可を取らせる。同事故で、ツアーを企画した旅行会社と運行したバス会社の間に複数の仲介業者が介在し、安全管理上問題があったための措置で、違反したバス業者は道路運送法に基づき最低1年間の高速バスの業務停止など行政処分も科す。【桐野耕一】 同省のこれまでの調査などで、今回の事故以外にも仲介業者が介在することや、旅行会社がバス業者の実態を把握していないケースが目立ち、同省は運行の管理責任があいまいになっていると判断した。 新制度では旅行業者も「高速路線バス」事業者として許可を取らせ、同省の管理下に置くとしている。その上で

  • 東日本大震災:岩手県沿岸の砂浜で非海浜性の雑草が増加

    砂浜に生える非海浜性のマツヨイグサ類の雑草=岩手県宮古市の宮古湾海岸で、金寿英撮影 岩手県沿岸の砂浜などで、東日大震災前に生えていた海浜性植物の多くが消滅した一方、内陸で見かける非海浜性の雑草が増えていることが、国立環境研究所の早坂大亮・特別研究員(生態学)らの調査で分かった。非海浜性の方が根が浅いため、砂浜が削られ高波を受けやすくなるとされ、防災上の影響が懸念されている。 同県野田村の十府ケ浦海岸▽田野畑村の明戸海岸▽久慈市の夏井川河口▽青森県八戸市の大須賀海岸−−の4地点を昨年8〜9月に調べた。早坂研究員は同じ場所を03年にも調査しており、津波の前後を比較できるデータがあるのは、世界的にも珍しいという。 調査によると、03年にはあったハマニガナ、ハマニンニクなど海浜性植物が減った一方、震災後はヘラオオバコやオオマツヨイグサなど通常は内陸の湿った土で育つ植物が多く見つかった。これらの種

    emiladamas
    emiladamas 2012/03/06
    海浜性の植物は、腐食することで防潮林などに養分を供給するほか、根を深く張るため砂浜の保全に役立つ。だが、非海浜性の植物ばかりの砂浜ではこうした効果は望めない。
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