ウーバーイーツの配達員が労組を結成したというニュースがあり、それに対して意識高い系が批判的な発言をしていた。確かに消費者や暇々に小遣い稼ぎをしたい人にとっては不利益な話なのかもしれない。 本業があって、空き時間に稼ぎたい人にとっては、上がりがまるまる小遣いになるわけで、採算ラインは低い。本業の側で家賃食費やら社会保険料を賄っていて、可処分所得の中から趣味として自転車を買っているなら、暇つぶしに対価が得られるだけでもまるもうけだし、ダイエットのための運動って感じなら、お金なんか貰わなくてもいいかもしれない。 しかし本業で配達員をやる労働者にとっては、給与は家賃・食費やらの生活費、社会保険料、再生産としての子育てのコスト、仕事道具のメンテコストに加えて老朽置き換え用の償却費的なコストもかかってくる。なので採算ラインはずっと高い。 社会にあるヒマをあつめることで成立するいうギグエノコミーであるが