高知県教育委員会は18日、営利活動を禁じる地方公務員法に違反したとして県立特別支援学校の40代の女性教諭を戒告の懲戒処分とした。 高知県教育委員会によると、女性教諭は漫画の同人誌を製作。2013年2月から約7年半、即売会やネット通販で52作品1万7千部を売り、約175万円の利益を得ていた。 ▶関連記事 教員の同人誌販売、なぜ処分に? ネットで賛否 県の見解は(11/23更新) …
記者会見する浜田知事=左=と岡﨑高知市長。1日の記者会見から発言の際にはマスクを外した(県庁正庁ホール) 要望受け変更 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、全国の知事・市長がマスク姿でマスコミの前に登場する機会が増えた。一方、高知県の浜田省司知事や岡﨑誠也高知市長は3月1日からマスクを外して会見している。県民からは「着用すべきでは」「マスク姿は恐怖をあおる」と賛否両論あったが、これ、実は聴覚障害者のための配慮という。当事者の声を聞いた。 高知県内でコロナウイルス感染が初めて確認された2月29日、浜田知事はマスク姿でマスコミの前に現れた。テレビ中継を見ていた高知県聴覚障害者情報センターの西村周二所長は当惑した。「手話通訳も、字幕もない。口の動きも見えない。これでは何を言っているか分からない」。それは耳が不自由な人たちの声を代表したものだった。 聴覚障害者のLINE(ライン)グループに知事の発言
高知県立大学(野嶋佐由美学長)が、永国寺キャンパスの図書館が昨春新設される際、旧館よりも建物が小さいため全ての蔵書を引き継げないとして、約3万8千冊に及ぶ図書や雑誌を焼却処分にしていたことが8月16日までに分かった。中には戦前の郷土関係の本をはじめ、現在は古書店でも入手が難しい絶版本、高値で取引されている本が多数含まれている。焼却せずに活用する方策をなぜ取らなかったのか、議論になりそうだ。 新図書館の狭さ理由 同大によると、焼却したのは3万8132冊(単行本や新書などの図書2万5432冊、雑誌1万2700冊)。2014~16年度中に断続的に13回に分けて、業者に委託して高知市の清掃工場に運び込み、司書らが立ち会う下で焼却したという。 焼却した図書2万5432冊のうち、複数冊所蔵している同じ本(複本)を減らしたのが1万8773冊。残りの6659冊は複本がなく、今回の焼却で同大図書館からは完全
■争点が見事に隠れる■ 今選挙注目の「3分の2」とは? 今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。 「3分の2」は憲法改正の是非を国民投票にかけるために必要な議席数。自民、公明両党を中心とした改憲派が3分の2以上を確保できれば、憲法改正に向けて改憲案の是非を国民に問うことができる。 では―。「今回の参院選は『3分の2』という数字が注目されています。さて何のことでしょうか?」 記者がこの質問を携えて街を歩いた。 返った答えのほとんどが「?」。「知らない」「さっぱり」「見当もつかない」の
高知大学課長が学生に教室貸さず 政治家の講演はOK… 憲法や政治をめぐって議論や活動を進めようとすると、「政治的中立」や「偏向」がしばしば登場するようになってきた。 これは、いったい何か。 高知大学朝倉キャンパス(高知市曙町2丁目)でも、さざ波が立ったことがある。 戦前の日本は、共産党関係者や支持者を「アカ」と呼んで社会から排除した。高知大学のさざ波は、それを思い出させるような出来事だった。 【写真】高知大学朝倉キャンパス。間もなく、新入生がこの門をくぐる(高知市曙町2丁目) ■ ■ 「ちゃぶだい」という高知大生の団体があった。 2年前の2014年春、その学生たちの企画に対し、大学側が「ストップ」をかけた。「政党色が濃い」が理由だったという。 発端はその2カ月前にあった。 学生たちは沖縄県の地元紙から資料を借り、米軍基地に関するパネル展を開いた。それを共産党系の「高知民報」が「日本民主
旧日本陸軍の荒木貞夫大将ら4人のA級戦犯(いずれも故人)が自らの戦争責任などについて語ったラジオ番組の音源が、このほど見つかった。番組の中で4人は「敗戦はわれわれの責任ではない」「戦争中にあったことをいつまでもグズグズ言うのは間違いだ」などと述べている。番組のプロデューサーだった水野繁さん(92)=奈良市=は高知新聞の取材に「憲法改正を望むなど4人の姿勢は、今の安倍(晋三)内閣に相通じる点がある。国民の置かれていた状況が戦前と同じになっていないか、危惧している」と語った。 【写真】ラジオ番組「マイクの広場 A級戦犯」のプロデューサーを務めた水野繁さん。「民主主義にとって大切なものは何か考えてほしかった」(大阪市北区) 番組は「マイクの広場 A級戦犯」で、約30分間。関東地方をエリアとするラジオ局・文化放送(東京)が1955年に録音し、56年4月に放送した。音源は最近、水野さんが知人から託さ
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