美馬市脇町北庄の洋ラン展示販売施設あんみつ館で、竹の一種メロカンナが実をつけた=写真。メロカンナは種自体が48年周期で一斉に開花、結実するといわれ、同館は「なかなか見られないので、多くの人に見に来てもらえれば」と話している。 メロカンナはインド原産。同館には高さ約2メートルのものが5本あり、いずれも結実している。実は、突起を除いた球状部分で直径1~7センチ。節の部分に緑の実をそれぞれ計50~100個つけている。実は竹の仲間では最大級。 6月上旬ごろ、直径1ミリほどのピンクの花が見つかり、20日ごろから実がなり始めた。結実期間は約1カ月で、そのあと地上部は枯れるという。 静岡県長泉町の富士竹類植物園によると、メロカンナを栽培しているのは国内では植物園や研究施設など数カ所。個体の地上部の寿命は10年程度。種自体の結実が48年周期で、この年に生えていない個体の地上部は結実しないまま枯れる。