自宅のプリンターで偽造した二千円札を使用したとして、大阪府警捜査2課は13日、通貨偽造・同行使の疑いで住所不定、無職、日浦弘二容疑者(39)を逮捕したと発表した。府警によると、容疑を認め、「自由に使える金がなかった」と供述しているという。府警は、日浦容疑者がほかにも紙幣を偽造していた可能性があるとみて捜査している。 逮捕容疑は平成21年3月ごろ、大阪府富田林市の当時の自宅で、カラーコピー機能のあるプリンターを使って二千円札1枚を偽造、同年6月上旬に同市内の店舗でのどあめを購入したとしている。 日浦容疑者は同様に偽造した一万円札で約3千円分のたばこを購入したとして今年7月に偽造通貨行使容疑で逮捕。店の関係者が透かしがなく色合いがおかしいことなどから偽造に気づいたという。 二千円札は西暦2000年と沖縄サミットを記念して平成12年7月に発行。現在の流通枚数は約1億1千万枚で、全紙幣の1%程度。