ロシア人形の「マトリョーシカ」と日本の伝統こけしを融合させた「コケーシカ」の展覧会が、仙台市青葉区五橋1丁目のカメイ記念展示館で開かれている。69人のこけし工人が絵付けしたコケーシカなどが展示されている。3月6日まで。 発案したのは、神奈川県鎌倉市の写真家詩人、沼田元氣さん(50)。10年ほど前、マトリョーシカの起源が19世紀末に日本から伝わった入れ子式のこけしだと知り、この二つを組み合わせることを思い付いたという。 白木のマトリョーシカに、南部(岩手)、鳴子(宮城)や津軽(青森)、木地山(秋田)、肘折(山形)、土湯(福島)など東北6県11系統の工人らが絵付けした。それぞれ5層の入れ子構造になっており、もととなったこけしも一緒に飾られている。また、こけしにマトリョーシカの絵付けをした「マトコケシ」の展示もある。 展示会は2008年の東京国際フォーラムに続き、今回で2回目。沼田さんは「