深海の秘境に、最先端の科学で挑むシリーズ。世界で初めてダイオウイカを撮影したNHK深海取材班が再び集結し、新たな探検へと旅立つ。第二集は地球最後のフロンティア、南極。 ペンギンが海面を群れ飛び、クジラが赤道からはるばる回遊してくる南極海。地球でもっとも豊かといわれ命沸き立つ光景が繰り広げられる。しかしその深海は、潜水艇による調査はされたことがない未踏の世界となってきた。 今回、第一線の研究者とともに、最新の透明球型潜水艇で世界初潜行を行なった。数百メートルの深海で現れたのは、ソフトコーラルやホヤなどがびっしり覆う意外にもカラフルな世界。さらに1メートルを超す巨大カイメン、10メートルものクラゲなど、ビッグサイズの生物に次々と遭遇する。 その答えは、他の海より体が大きくなるという「極地巨大化現象」だ。そこにはマイナス2度という世界一冷たい海が守ってきた、南極海の秘密があるという……。 ここ十