試合後、マイクパフォーマンスをするめんそ〜れ親父=那覇市松尾1丁目観光客との記念撮影に応じる沖縄プロレスのレスラーたち。ファンサービスが徹底されている=那覇市松尾1丁目 ハブとマングース、シーサー、ゴーヤー、アグー豚……。沖縄キャラの覆面レスラーたちがファイトを展開する。その「沖縄プロレス」が旗揚げして1年余。収支はまだ厳しいが、那覇市の観光地・国際通り沿いの常設会場で連日試合をするという常識破りの興行スタイルや、お笑いも交えた試合展開でファン獲得をめざす。「夜の観光スポットに」と、行政も後押しする。 観光客が行き交う国際通り沿いの雑居ビル5階。元はディスコだったという天井の高いフロアに、黄色いマットのリングが据えられている。 「試合に先立ちまして、三線(さんしん)の演奏を行います」。場内アナウンスが流れた。民謡歌手のアトラクションかと思いきや、リングに上がったのは3人の覆面レスラー