NTTドコモが18日に開いた株主総会では、スマートフォンなど新型端末での出遅れを指摘する声が相次いだ。この分野では、アップルの「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」の販売を手がけるライバルのソフトバンクモバイルが先行する。ドコモの山田隆持社長は自らiPadを使っていることを明かし、人気の端末を研究して戦略を練っている姿勢を強調した。 「役員はもっとスマートフォンの勉強をしてほしい」「戦略が甘い」との株主の声に、山田社長は「iPadをWiFi(無線LAN)経由でドコモの通信網につなぎ、たくさん使ってる」と説明。「スマートフォンのすそ野を広げるために、品ぞろえを充実させ使いやすい料金にしていく」とした。 株主からは、アップル経営者のスティーブ・ジョブズ氏と仲が良いソフトバンクの孫正義社長を引き合いに出し、「役員は(ジョブズ氏と)一緒にゴルフでもして、スーツ姿の印象を脱し