「私にとって吉田(昌郎)さんは『戦友』でした。現(安倍)政権はこの(吉田)調書を非公開としていますが、これは特定秘密にも該当しないし、全面的に公開されるべきです」 菅直人元首相は月刊宝島8月号で、ジャーナリスト(元朝日新聞記者)の山田厚史氏のインタビューに対し、東電福島第1原発の元所長、吉田氏を自らの「戦友」だと述べている。 だが、産経新聞が入手した吉田調書を読むと、吉田氏側は菅氏のことを「戦友」とは見ていない。むしろ、現場を混乱させたその言動に強い憤りを覚えていたことが分かる。 例えば、政府事故調査・検証委員会の平成23年11月6日の聴取では、「菅さんが自分が東電が逃げるのを止めたんだみたいな(ことを言っていたが)」と聞かれてこう答えている。 「(首相を)辞めた途端に。あのおっさんがそんなのを発言する権利があるんですか」 「あのおっさんだって事故調の調査対象でしょう。辞めて、自分だけの考
関西の大学に所属する若手研究者らが2日、「アカデミック大爆破-博士が語るSTAP騒動の虚と実」と題して大阪市内でトークイベントを開催。約50人の聴衆を前に激論を展開し、「問題が浮上した後の理研の対応が混乱を招いたのでは」「誰しも成果を派手にアピールしたい気持ちはある」などと、本音のトークも飛び交った。 同イベントは、STAP細胞の論文を発表した理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の元研究員、山本慎太郎氏(38)らが企画。兵庫教育大の永田夏来助教(社会学)のほか、スペシャルゲストとして理化学研究所の「研究不正再発防止のための改革委員会」で委員を務める中村征樹・大阪大准教授も登場した。 中村氏は「当初の発表では小保方晴子さん本人よりむしろ周囲の人間が過剰に演出したのでは」と指摘。また、永田氏は「一般社会と研究者の受け止め方の違いを理解しないとこの問題は見えない」と述べた。山本氏
警視庁によると、歌手の大滝詠一さん(65)が30日午後5時すぎ、東京都瑞穂町の自宅で倒れ、病院に運ばれたが間もなく死亡したことが31日、分かった。病死とみられる。
億単位から共通項解析 人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる脅迫事件では、脅迫文が送付された企業のサイトを閲覧した際の膨大なアクセス履歴、いわゆる「ビッグデータ」の解析が渡辺博史容疑者(36)=威力業務妨害容疑で逮捕=を特定する重要な手がかりとなった。インターネットが使われたサイバー犯罪ではデータ量が億単位に上ることも珍しくなく、どんなキーワードで解析して共通項をあぶり出すかが事件解決の鍵を握っている。(荒船清太、中村翔樹)◇ 一連の事件では昨年10月以降、関連イベントの運営会社などに約400通の脅迫文が送られたことが確認された。警視庁捜査1課は犯人側が事前に会社のサイトを下見したとみて、約70社から計約43億5千万件に上るIPアドレス(ネット上の住所)のアクセス履歴の提供を受けて分析した。 今月上旬になり、共通項として浮かんだのが、大阪市内の複数のネットカフェのパソコン(PC)が利用されていた
【ソウル=黒田勝弘】韓国の中央日報が12日、米国発で伝えたところによると、米カリフォルニア州グレンデール市で設置される予定の「慰安婦記念像」をめぐる公聴会で日系住民の反対意見が続出し、公聴会は大荒れとなったという。 日系住民たちは「慰安婦問題は歴史の捏造(ねつぞう)だ」「慰安婦は売春婦だった」「市は日韓外交問題から手を引くべきだ」などと発言し、記念像設置に激しく反発したという。 米国では近年、慰安婦問題を持ち出した在米韓国人による反日活動が活発だ。同市でも韓国系住民の呼びかけを受け市議会が慰安婦記念の「平和の少女像」の設置を決め、30日に公立図書館で除幕式が行われる予定という。 これまで米国の地方自治体では日本非難決議や慰安婦記念碑設置はあるが、ソウルの日本大使館前に反日団体が設置したものと同じ慰安婦記念像が設置されるは初めてだ。 報道によると公聴会には約20人の韓国系を上回る約80人の日
サッカー日本代表がW杯出場を決めた4日夜、東京・渋谷のスクランブル交差点で、お祭り騒ぎのサポーターたちをユーモアあふれる話術で誘導した20代の機動隊員に、警視庁が警視総監賞を授与する方向で検討していることが7日、分かった。ネット上では「DJポリス」の愛称で賛辞を贈られており、若者の心をつかみ、トラブルを最小限に抑えた結果が評価された。 「日本代表のユニホームを着ている皆さんは、12番目の選手です。チームワークをお願いします」 4日のW杯出場決定直後、車両上の機動隊員の1人が交差点内で喜びを爆発させるサポーターに向かい、拡声器で訴えた。 行く手を阻まれた車に寄りかかる若者には「そういう行動はイエローカードです」とやんわり“警告”。「怖い顔をしたお巡りさんも心の中ではW杯出場を喜んでいます」と“本音”が漏れると、周囲は「お巡りさん」コールで沸いた。 隊員は第9機動隊「広報係」に所属。今年1月に
滋賀県草津市教委は3日、市立小学校の40代の男性教諭が、勤務先の女子トイレの便器に小型カメラを設置していたと発表した。学校側から被害届を受けた県警草津署は盗撮目的の建造物侵入容疑で教諭から任意で事情を聴いている。 市教委によると、先月31日午前10時半ごろ、児童用女子トイレの便器の縁に小型カメラがテープで貼り付けられているのを、5年の女子児童が見つけた。校内で調査をしたところ、男性教諭が名乗り出て、校長に「初めてカメラを使うので試したかった。児童に謝罪したい」と話したという。カメラには女児らの映像は映っていなかった。 男性教諭は昨年度、精神疾患のため約9カ月間休職し、今年4月に復職した。三木逸郎教育長は「重大に受け止めており、信頼回復に努めたい」と謝罪した。
埼玉県狭山市の市立小学校の体育館で5月18日、いずれも40代の男性教諭と女性教諭が床で抱き合っているところを保護者に目撃され、市教委が処分を検討していることが5日、分かった。 狭山市教育委員会によると、男性教諭は同校で勤務しており、女性教諭は3月まで勤務していた。5月18日は土曜日で、女性教諭は現在勤めている小学校の運動会で実施するダンスの練習をするために体育館にいたという。2人とも服を着ていた。スポーツ少年団の活動のため準備に来た保護者が目撃した。 男性は既婚で、女性は独身。市教委に対し2人とも「以前から好意を持っていた」と話しているという。男性は「子どもの前に立つことが苦しくなった」として3日から休んでいる。「初めて使うので試したかった」と教諭、小学校女子トイレにカメラ設置
東京都の猪瀬直樹知事が米ニューヨーク・タイムズ紙の2020年五輪招致に関するインタビューでライバル都市のトルコ・イスタンブール批判ともとれる発言をしたとされる問題で、猪瀬知事が30日、都庁入庁時に記者団に答えたやり取りの詳細は次の通り。 --ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「イスラム諸国は共有しているのはアラーだけで、互いにけんかばかりしている」「競技者にとって一番いい場所はどこか。インフラも整っていない、洗練された設備もないほかの国と比べてみてください」、また、トルコに対して「若者が多くても若いうちに死んだら意味がない。トルコも長生きしたいのなら、日本のような文化を作るべきだ」ということを発言されたと伝えられているが、事実関係は 「まず、えー、インタビューについて説明させていただきますが、えー、4月16日の夕方に45分くらいインタビューを受けまして、もちろんこれはもう東京のPRの
国土交通省四国運輸局は4日、現代版「ノアの箱舟」として全国で初めて開発を進めている「津波救命艇」の安全性試験を実施し、津波の衝撃に耐え、ひっくり返っても自然に元に戻る機能を確認したと発表した。 救命艇は密閉型のシェルターとして、高台から遠い地域や、素早く移動できない高齢者、幼児らの利用を見込む。重機大手IHIに委託した試作艇を公開して民間企業の参入を促し、自治体などによる公園や校庭への配備を目指す。 試作艇は全長8・4メートル、重さ3・5トンの強化プラスチック製で、衝撃を和らげるクッション材が周囲を覆う構造。最大35人を収容し、1週間程度漂流できるよう水や食料、トイレも備える。強度試験は2月に実施。東日本大震災の津波を想定し、秒速10メートルで流され建物などにぶつかった場合の衝撃を調べるため、5メートルの高さから垂直に地面に落下させた。本体に大きな損傷はなく、内部も安全性を維持できた。津波
ノーベル文学賞作家、川端康成(1899~1972年)が27歳で発表した初めての新聞小説が、17日までに“発掘”された。全集や年譜に収録されておらず、研究者もほとんどその存在を知らなかった。 小説は、昭和2年4月11日から5月2日にかけて計4回、福岡日日新聞(現西日本新聞)に連載された短編「美しい!」。2年後に川端が発表した小説「美しき墓」に内容やテーマが類似しており、この作品をもとに書き直した可能性がある。 福岡市文学館の広報誌「文学館倶楽部」の編集を手がけた坂口博さん(59)が数年前、福岡日日掲載の小説をリスト化する中で見つけ、立教大文学部の石川巧教授が調査した。 これまでは昭和2年8月から中外商業新報(現日本経済新聞)で連載した「海の火祭」が、最初の新聞小説とされていた。
埼玉県は13日発表した平成25年度当初予算案に、埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市大宮区)への補助金を計上しなかった。上田清司知事は「日本人拉致事件が一向に解決に向けて進展せず、核実験やミサイル発射など、もう我慢できないという県民感情もある」と理由を説明した。 同県では、22、23年度の予算には約900万円の補助金を計上していたが、いずれも学校の財務健全化がみられないことなどを理由に、私立学校振興助成法の規定に基づき執行を凍結。また、授業で拉致事件が教えられているかも重視しており、昨年からは抜き打ちで確認して教育状況を監視している。 24年度も補助金約900万円を計上はしているが、12日に北朝鮮が核実験を実施した現在の状況などを考慮し、3月末の期限までの予算執行は「凍結のまま終わる見込み」(上田知事)としている。【北核実験】朝鮮総連副議長が訪朝 再入国禁止対象の1人に
発達した低気圧と寒気の影響で6日、関東地方をはじめとした太平洋側では広い範囲で雪となった。しかし降雪量は軒並み少なく、気象庁が予報していた「大雪」には遠く及ばない結果に。同庁は首都圏が大雪に見舞われた1月14日も「雪が積もる可能性は少ない」として予報を外した前例があっただけに、担当者は「国民のみなさまに迷惑をかけた」としている。 気象庁は5日夕の段階で、東北から西日本にかけて広い範囲で大雪になると発表。東京23区でも10センチの雪が降ると予報した。 これは、南海上を発達しながら東へ進む「南岸低気圧」と寒気が接近。大雪をもたらした1月14日に似た気圧配置となったからだ。 しかし、都内で6日早朝から降り始めた雪は、想定以下で降りやんだ。各地の積雪計で観測した雪の深さを24時間分合計した「24時間降雪量」は6日夕段階で、太平洋側の多くの地域で“ゼロ”だった。 なぜ予報は外れたのか。気象庁は「低気
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