糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 理解されないという誤解。 2010-05-17 じぶんが、たとえばフォークシンガーだったとしたら、 つまり僭越ながら、ひとりのボブ・ディランだったとしたら。 じぶんが、たとえば演歌の歌手だったとしたら、 えーっと、恐れ多くも美空ひばりだったとしたら。 じぶんが、たとえば歴史上の大英雄だったとしたら、 もうしわけないけど、カエサルさんだったとしたら。 つまりその、 ボブ・ディランだったとしたら、 「なに歌ってるんだか、よくわかんなぁーい」と、 言われることはおおいにあると思うんだよね。 そしてまた、せっかく美空ひばりだったとしても、 「演歌なんて、ださいんじゃない? なに? お嬢って?」とか、 好き勝手なこと言われることも目に見える。 そして、