この連載では、アーティストマネージャーを担当していた自分自身の経験を踏まえ、アーティストを例にして音楽や映像といったコンテンツのマーケティングがどのように変化していくのかをテーマにしていく。初回は、アーティスト自身やマネージャーなどスタッフにとってのソーシャルメディア活用を考えてみたい。 ソーシャルメディアはコントロールできない 私自身は以前、担当アーティストと海外へライブに行く機会が度々あった。しかし海外でライブでは、ファンとの接点はその場限りの「点」になりがちだという問題を抱えており、それを「線」にしていくためのコミュニケーションツールとして、ソーシャルメディアを活用し始めた。今やアーティストがソーシャルメディアアカウントを持つことは当たり前になっているが、本来の目的はアカウントを持つこと自体ではなく、リアルな場と両軸をなすコミュニケーションメディアとして、これまでできなかったようなフ
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