一流の経営者は、昔から「多重人格」 先生は、今年5月に上梓された新著、『人は、誰もが「多重人格」― 誰も語らなかった「才能開花の技法」』において、人は、誰もが心の中に「複数の人格」を持った「多重人格」であり、日常においては、無意識に、仕事や生活の状況や場面に合わせて「様々な人格」を使い分け、それによって、他人と円滑にコミュニケーションを取り、仕事で高いパフォーマンスを発揮していると述べられていますね。 そして、我々が、自分の中に隠れている「様々な人格」に気づき、それらを意識的に育て、状況や場面に応じて適切な人格で処する「多重人格のマネジメント」を身につけるならば、自然に「様々な才能」が開花していくと述べられていますね。 田坂:ええ、この新著では、そのことを様々な事例を挙げて述べています。 特に、先生は、この新著の中で、「分野を問わず、一流のプロフェッショナルは『多重人格』であり、『様々な人