新入社員が一斉入社する4月が目前に迫った。が、今どきの若者の教育に手を焼く経営者や管理職は少なくない。ダスキンの加盟店業務の傍ら、600社以上に経営指導する「中小企業経営のカリスマ」こと、武蔵野(東京都小金井市)の小山昇社長も例外ではない。「ゆとり世代」の大量離職にあった苦い経験を振り返り、「今どきの若者の気質に『会社が合わせる』のが鉄則。間違っても、会社の都合に『若者を合わせさせよう』などと考えてはいけない」と、警鐘を鳴らす。ここ数年、新入社員を甘やかすかのような方向に舵を切ってきた、自社の人事施策とその効果、そして背後にある考え方を披露する。 そして実際、その戦略が正しい時代もありました。 しかし、悲しいかな、そんな贅沢を言っていられない時代が来てしまいました。 今まさに、企業間の競争のルールが変わろうとしています。薄々気づいている人は多いと思いますが、あらためて確認しましょう。 競争