皆さんはご存知だったでしょうか?毎年9月30日は「世界翻訳の日」(International Translation Day)です。キリスト教の聖職者で、聖書をラテン語訳したことで知られるヒエロニムスという人が亡くなった日として、国際翻訳家連盟が1991年に制定しました。今回はその日を記念して、ある一人の翻訳家をご紹介したいと思います。日本を愛してやまないアメリカ人、ダニエル・ペンソさんです。 ダニエルさんは1999年から2009年までの10年間、東京・足立区にお住いでした。英語講師として生計を立てながらも、日本人とのコミュニケーションは、メールでも会話でも日本語で通していました。アメリカにいる今でも、ダニエルさんのFacebookページには漢字や仮名文字が踊っています。私たちMy Eyes Tokyoの独断と偏見に基づいて言えば、英語のネイティブスピーカーで日々日本語だけで読み書き会話全
【話の肖像画】映画字幕翻訳者・戸田奈津子さん 〈字幕翻訳者への道をあきらめきれなかった戸田さんに字幕翻訳者として認められるきっかけを与えてくれたのはフランシス・フォード・コッポラ監督だった〉 大学を卒業して就職した生命保険会社を辞めた後、しばらくはプータローでした。翻訳のアルバイトがあったので生活には困りませんでしたね。そのうち、字幕翻訳者の清水俊二先生に頼まれてシナリオの到着が遅れている映画のヒアリングをするようになって、洋画界とのつながりができ、配給会社からもお仕事が来るようになりました。先生から字幕のお仕事をいただいたことは一度もありませんが、先生がいなかったらキャリア的にも技術的にもずいぶん戸惑っていたと思います。恩人ですね。 もう一人の恩人はコッポラ監督です。仕事をいただいていた洋画配給会社から『地獄の黙示録』(昭和54年)を撮影中の監督のガイド兼通訳を依頼されたんです。泥
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