学術研究を続けるには資金(研究費)が必要です。特に、高価な実験設備や消耗品が必要となる研究室は、その確保が研究の実施内容に大きく影響します。そのため、多くの研究者は研究助成金を申請して資金援助を求めることになりますが、助成金の獲得はそう簡単にはいきません。研究資金の提供者は、受け取ったすべての申請に資金を提供することはできないので、選別を行います。申請者である研究者は、自分の研究がいかに魅力的かを売り込む必要があるのです。 ■ 研究助成金申請、ここに注意 研究助成金とは、公的機関や財団等が行う公募などに採択された研究に対して提供される資金です。日本学術振興会が実施する「科研費(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)」が有名ですが、他にもさまざまな研究助成金があります。最近では、公的機関だけでなく民間(企業や財団など)からも提供されており、国際共同研究が増えるに従って、国外の公的機関・民
科学研究において「再現性」は、基本中の基本です。誰がその研究を試みても同様の結果を導くことができなければ、成果を信頼してもらうことは難しいでしょう。2014年に話題になったSTAP細胞。「STAP細胞はあります」との発言が記憶に新しいですが、他の研究者が論文に書かれた通りの方法で実験を行っても、STAP細胞の存在を確かめることはできず、最終的にnatureに投稿された論文も撤回された――。このように、再現性がない研究は認められないのです。 実は、別の研究者あるいは論文の著作者本人が、論文に書いてある通りの方法で実験をしても同じ結果が出ないことは、しばしば問題となり、この「再現性の危機」が、科学界の信頼性を脅かしています。 研究者自身が失敗を認めた 研究にとって重要な再現性を担保するためには、研究計画や方法の透明性、データの収集・分析・保存が不可欠です。当然、研究者は細心の注意を払って実験計
「ポスター発表でも口頭発表でも、わかりやすく説明することが重要」――。研究発表をテーマにした記事でよく見られる表現です。「わかりやすさ」の定義はさまざまですが、パッと目に飛び込む印象的なインフォグラフィック(視覚情報)を用いることも一案です。発表内容に興味を持ってもらえれば、資料の中身をじっくり読む、あるいは話を熱心に聞いてくれるでしょうし、研究内容をよく理解してくれることにもつながるからです。 そこで紹介するのが「Visme」です。これは、プレゼンテーション資料やレポート、インフォグラフィックなどを簡単に作成できる便利なオンライングラフィック作成ツールです。テンプレートが豊富に揃っているので、デザインの知識を持たない人でも使い勝手がよく、専門的な知識は必要ありません。また、ソフトのインストールも必要なく、インターネット環境でブラウザからアクセスし、アカウントを作成すれば、誰でも利用するこ
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