プロ野球・横浜ベイスターズの身売りが現実味を帯びてきた。 昨年オフには巨人の投手コーチだった尾花高夫氏(53)を監督に引き抜き、積極的な補強も行ってチームの立て直しを図った横浜だが、そのかいもなく3年連続の最下位。しかも、プロ野球史上初となる3年連続90敗以上という泥沼状態が続いている。 その横浜を親会社のTBSがついに見限ることになりそうだ。関係者によると「もともとTBSは球団経営には積極的ではなかった。野球人気の低迷もあって、もうこれ以上球団を持つメリットはない。TBS自体も経営が苦しく、横浜は“お荷物”的な存在だった」と話す。 そもそも、TBSが2002年にマルハ(現マルハニチロホールディングス)から140億円で横浜を取得した際も、積極的な買収ではなかった。当初、予定されていた身売り先はニッポン放送。だが、ニッポン放送の関連会社であるフジテレビがヤクルトの球団株を所有していたことから