ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は年率換算でマイナス27.8%と新型コロナウイルスの影響で過去最悪となりました。 日本経済は戦後最悪の状態にあり、まさに正念場に立たされています。 発表されたことし4月から6月期のGDPは、物価の変動を除いた「実質」で年率でマイナス27.8%と、リーマンショック時のマイナス17.8%を超えて最も悪い数字となりました。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が影響し、GDPの半分以上を占める「個人消費」が比較可能な1980年以降、最も減少したほか、世界経済の停滞により輸出も大幅に減少しました。 次の7月から9月期はプラスに転じるとの民間予測も出ていますが、コロナ感染の収束が見通せないなか消費や輸出の回復は限定的と見られ、V字回復は期待できない状況です。
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