警視庁公安部外事3課の内部資料の疑いがある文書がインターネット上に掲載された問題について、岡崎トミ子国家公安委員長は2日、閣議後の記者会見で、流出文書が「警察の資料か否かも含め調査中」と報告を受けていながら、「警察のものですよね」と記者に聞き直す一幕があった。事態をきちんと理解していなかったとみられ、改めて危機管理能力が問われそうだ。 岡崎氏はまず、「報告は受けています。警察で調査中ということですので答えは差し控えたい」としたうえで、情報管理の重要性は「きちんと警察に指示している」と述べた。「感想はないのか」と問われると、「大変遺憾に思っている。情報はしっかりと管理しなければならない。あってはならないものだったと思っている」と説明した。 この発言に対して別の記者から「なぜ遺憾なのか。警察の資料ということが前提なのか」と質問を受けると、「警察で保管されているものかも含めて調査中ということ」と