朝鮮学校の無償化適用審査手続き再開を菅直人首相から指示を受けたことについて、高木義明文部科学相は29日、会見を開き、「総理としても懸案として頭にあったと思う。今回、新しい体制を向かえるに当たり、自ら決着をつけるつもりだったのだろう。とくに駆け込みとはおもっていない」と述べた。記者団からの「民主党新代表が決定する日に駆け込みではないか」との問いに答えた。
朝鮮学校の無償化適用審査手続き再開を菅直人首相から指示を受けたことについて、高木義明文部科学相は29日、会見を開き、「総理としても懸案として頭にあったと思う。今回、新しい体制を向かえるに当たり、自ら決着をつけるつもりだったのだろう。とくに駆け込みとはおもっていない」と述べた。記者団からの「民主党新代表が決定する日に駆け込みではないか」との問いに答えた。
菅直人首相の後継を決める民主党代表選は29日午後、党所属国会議員による投票で、野田佳彦財務相(54)が決選投票の末、海江田万里経済産業相(62)を破り、新代表に決まった。野田氏は30日の衆院本会議で第95代、62人目の首相に指名される。政権交代から2年足らずで3人目の首相となる。 1回目の投票は海江田氏、野田氏、前原誠司前外相(49)、鹿野道彦農相(69)、馬淵澄夫前国土交通相(51)の順で、いずれも過半数を獲得できず、上位2氏による決選投票が行われた。 野田氏は衆院当選5回。松下政経塾を経て1993年に日本新党から立候補して初当選。菅内閣で財務相に就任し、消費税率引き上げを柱とする社会保障と税の一体改革の取りまとめにあたった。代表選では財政規律を重視する立場から増税の必要性を訴え、「財務省公認候補」とやゆする声もあった。
各候補のスピーチを聞く菅首相=29日午前、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(大西正純撮影)(写真:産経新聞) 菅直人首相は29日午前、首相官邸で高木義明文部科学相と会談し、昨年11月の北朝鮮による韓国砲撃を受けて中断している朝鮮学校授業料無償化手続きについて、「無償化手続きが止まっている状況なので、再開してほしい」と指示した。これを受け、文科省は審査再開手続きに入った。 朝鮮学校の授業料無償化をめぐっては、首相自身が北朝鮮の砲撃を受け、手続き停止を指示していた。その後、北朝鮮情勢が改善されたわけでもないのに、退陣直前に唐突な指示を出した首相の姿勢は、与野党から批判を招きそうだ。 【関連記事】 「海江田万里は“かいらい万里”」 反小沢「2位〜5位連合」を模索 経産&電力、海江田氏待望 解体論で巻き返し 世論調査では前原氏が53%で断トツ 菅首相、お呼びでない…寂しい日々
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