文禄・慶長の役(1592~98年)で朝鮮水軍を率いて豊臣軍と戦った将軍、李舜臣(イ・スンシン)を主役にした映画「鳴梁(めいりょう)」が韓国で空前の大ヒットを記録している。韓国映画としては初めて観客動員数1700万人を突破。人気の理由は「反日色」の強さだが、戦果を過大に膨らませ「朝鮮大勝利」としたり、謎のSF兵器が登場したりと驚きの内容になっている。監督は「日本人は歴史についてあまり知らない。この作品は日本の観衆が歴史を知ることの手助けになると思う」と自信たっぷりに言い放ったが、あまりの歴史の創造ぶりが裏目に出て、悪役にされた将軍のライバルの子孫から名誉毀損(きそん)で訴えられてしまった。 これは歴史活劇かファンタジーか 映画は、李舜臣がたった12隻の船で330隻に及ぶ倭軍(日本)の攻撃に立ち向かい戦った鳴梁海戦を描いた-というものだが、歴史的事実を反映しているかとなると大きな疑問符がつく。
よくスポーツは「遊び」と説明されるが、日本ではなぜかしっくりこない。その理由をドイツと比較しながら考察した。当連載最終回、さらに日本のスポーツは今後どうしていけばよいか、大きな方向性も考えてみたい。 体育会系文化の醸成に影響? スポーツの定義は、語源であるラテン語“deportare”までさかのぼって説明されることが多い。英語だと“carry away”、「何物かを運び去る」といった意味だ。転じて不安や憂いを運び去ること、つまり「遊び」「気晴らし」と説明されるわけだ。だが筆者は長きにわたり、「スポーツは遊び」という説明は正直なところピンとこなかった。読者の皆さんはいかがだろうか? 筆者の年齢は40代半ば。「みんな同じテレビ番組を見る」というメディアの時代を過ごしているが、今日の40~50代は野球を舞台にした「巨人の星」などのスポ根(スポーツ根性もの)アニメに熱中した。それらの作品にはライバ
タンザニアのセレンゲティ国立公園は、アフリカでもっとも有名な自然保護区の一つである。四国と同じ面積をもつ広大な平原では、360度の地平線の上をゾウ、ライオン、キリンなどの大型動物が闊歩し、その姿を求めて観光客が世界中からやってくる。中でも有名なのは、100万頭のヌーが生息することである。「ヌーの大群が川に向かって飛びこむシーン」はテレビの自然番組でおなじみであり、たいていの場合ナレーションは、「人間の存在しない野生の王国」としてセレンゲティを紹介する。 しかし、そのイメージは、実は私たちを含む先進国の人間が勝手に創ったものなのだ。セレンゲティが国立公園になる以前は、周辺に暮らす複数の民族がこの地域を利用しており、人びとが行き交う「人間の大地」だった。「野生の王国セレンゲティ」「稀少動物の最後の楽園」といったイメージは、地域住民を強制的に移住させた上で創られたものなのである。 先進国では「善
このサイトでは再三ではあるが、音楽にはどうしても宗教的な側面が付きまといがちである。 好きなバンド・好きな音楽を崇めたくなる気持ちはわかるし、貶されればカチンと来てしまうのも仕方がないと思う。 特にこんなように理屈っぽく陰気くさい手合いには、近場の指定暴力団にコンクリートとドラム缶の準備をお願いする人間が出てきてもなんら不自然ではないだろう。 しかしだ、僕も実のところ命は惜しいのである。 頼まれても言及したくないジャンル、というのがいくつか存在する。 その名を口に出せば激しい炎上の後、某匿名掲示板で住所を特定され六親等以内を皆殺しにされかねない、音楽界のヴォルデモートのようなジャンルがこの世には存在する。 今回はそんな危険極まりないジャンル四天王全てに触れていこうと思う。 ゆるやかな自殺、そんな感じだ。 ではさっそく見てゆこう。 ヴィジュアル系 「やめろーッ 死ぬぞーッ」 そんな声が聞こえ
あらゆる分野のオタクのオアシスともいえる神保町の書店・書泉グランデで「表現の自由」をめぐる騒動が勃発し、注目を集めた。 書泉グランデは、神保町と秋葉原に店舗を持つ有名小売り書店・株式会社書泉の一角を担う店舗だ。その中でも書泉グランデは、鉄道・車・バイク・格闘技など、あらゆる分野のマニアックな本が揃う書店として知られている。2011年にアニメイトグループに買収されてからしばらくは棚に混乱も見られたが、現在はそれも落ち着き、マニアな情報を得るには欠かせない書店として継続しているのである。 そんな書店での騒動のもとになったのは、公式Twitter(@shosengnd)でのツイートだ。 9月23日、このアカウントで「在日特権を許さない市民の会」の会長として知られる桜井誠氏の著書『大嫌韓時代』(青林堂)を紹介する「隣国が嫌いな方、なぜ嫌われているのか気になる方や、植民地支配、戦勝国気取り、領土問題
<Twitterコラム> ◇昨日このニュースがTLに流れてきたんですけど、もうすでに「ひどい」とか「信じられない」とか言ってる段階ではないんでしょうね。「彼ら」は確実に存在する。>「貧乏で泥棒も入らない」=軍隊ないバヌアツなどやゆ-NHK経営委員の百田氏発言 http://www.jiji.com/jc/zc?k=2014052014052400310&g=eco ◇最近の日本を見てると、差別発言やトンデモ発言する人たちに関して ・「彼ら」は私たちの想像以上に存在する ・「彼ら」の発言、感覚、考え方は伝染する とつくづく思うんですね。日本人って「人間は善である」と考えがちでしょ。でももう「彼ら」はしっかり居ると認めるしかない。 ◇「日本には差別発言・トンデモ発言する人々が、ある程度の数存在する」とした場合、私たちにやれるのは ・増やさない ・その感覚や考え方を伝染させない ・封じ込める 等
<Twitterコラム> ◇うちのかみさんはときどき、日本のことを「クソみたいな国」とか言うんですね。ジョークじゃなくて結構本気で言ってるですけど、その理由がなかなか面白いんです。要するに、かみさんに「クソみたいな国」と思わせてしまう原因ですね。どうやってそのイメージがかみさんの中に出来上がったのか。 ◇うちのかみさん(アメリカ人)は日本人の私と結婚したんですけど、日本のことにぜんぜん興味ないんですね。日本なんてどうでもいいんです。そういう意味では大多数のアメリカ人と同じ。基本的に日本のことなんて眼中にないわけです。うちのかみさんも日本食は喜んで食いますよ。でもそれはまた別の話。 ◇アメリカで日本食が人気とか聞くと、「日本に興味のあるアメリカ人って多いんだな」とか思う人が結構いるかもしれませんが、それ違いますから。「日本食を食べるアメ人=日本に興味のあるアメ人」じゃないですからね。それは「
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