【ニュース裏表 峯村健司】 先週号で解説したアントニー・ブリンケン米国務長官の「北京の屈辱」の背景について迫りたい。米政府側は、ブリンケン氏が「冷遇」されることを事前に知っていたのだろうか。対中政策に携わる米政府当局者は振り返る。 【写真】台湾周辺の上空で演習を行う中国人民解放軍の軍用機 「中国側との事前協議で、厳しい交渉になることは分かっていた。それでも、われわれが強く求めてきた習近平国家主席と会談できた意義は小さくない。トップに直接、伝えることが重要だからだ」 ブリンケン氏の訪中の最大の目的は、習氏との直接会談だったことがうかがえる。今年3月に3期目が本格的始動した習政権は完全な「一強体制」を確立した。ブリンケン氏の交渉相手である秦剛外相と会談しても、トップと直談判をしなければ効果がない、というのがジョー・バイデン政権の判断だったのだろう。 では、バイデン氏は「冷遇」を承知で、習氏に一
![習近平主席「台湾併合」見据え「米中衝突やむなし」の意思表示 中国軍トップとの会談は水泡に…米国務長官「北京の屈辱」第2弾(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/405e448b0bf6221c7a768477c8e79f4ca70eb85a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20230704-00000130-ykf-000-3-view.jpg%3Fexp%3D10800)