AKB商法の「闇」の一部があらわになった おかしな事件である。 一見、単純なストーカー事件のように見えるが、秋元康がプロデュースしてきたAKB商法なるものの「闇」の一部があらわになったと、私は思う。 週刊文春(1/24号)によれば事件のあらましはこうだ。 新潟県を中心に活動をしているNGT48というグループがある。AKBグループには日本国内6グループ、日本国外6グループがあるが、NGTは5番目にできたそうである。 事件が起きたのは12月8日夜。新潟駅の近くで、すべての窓にフィルムを貼ったフルスモークの小型バスが停車した。 「バスから降りたのはアイドルグループNGT48のメンバーD子。劇場公演を終え帰途につくところだった。バスが発車すると熱心なファンであるC(20代の大学生=筆者注)がなれた調子で声をかけた。 『まほほん、バスにまだ乗っているの?』 D子がうなずくと待ち伏せる仲間に、今まさに