韓国南西部・珍島付近で起きた旅客船セウォル号の沈没事故で、安否不明者の家族らの一部が20日未明から、救助作業が進まないことへの怒りを朴槿恵(パククネ)大統領に直接伝えようと大統領府(青瓦台)に向かおうとし、警察に阻止される場面があった。 「もう待てない。青瓦台に代表者を送りたい」 19日午後11時ごろ、父親の1人が突然、家族ら約300人が待機する珍島の体育館で提案した。家族らは次々に集まり、約2時間後、100人以上がソウルを目指した。 ところが、隊列を組んだ数百人の警官隊が道路を封鎖。「我が子を助けろ!」と叫ぶ家族と、警察とで押し合いになった。 家族らは、現場に駆けつけた鄭烘原(チョンホンウォン)首相や警察当局と面会。鄭首相は朴大統領の代わりに再び体育館を訪れると約束した。家族と警官隊の衝突は20日午前10時すぎまで断続的に続いた。 安否が分からない男子高校生の母親は、「死んだ状態でもいい
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