小渕経産相辞任へ=「政治とカネ」で引責−首相側に伝達・20日にも表明 経済産業省に到着し、記者に囲まれる小渕優子経済産業相(中央)=18日午後、東京・霞が関 小渕優子経済産業相は18日、関係政治団体の不明朗な収支問題の責任を取って辞任する意向を固め、安倍晋三首相周辺に伝えた。20日にも首相に辞表を提出する。首相は後任の人選を急ぎ、混乱の早期収拾を図るが、2012年12月に発足した第2次政権で初めて閣僚が辞任することで、長期政権を目指す首相には大きな打撃となる。 小渕氏は18日午後、経済産業省に登庁。その際、記者団に「今やらなければならないのは、私自身の問題でしっかり調査をすることだ」と事実確認の作業を急ぐ意向を示し、自身の進退には言及しなかった。ただ、当初公務として予定していた愛知県での国産小型ジェット旅客機の完成式典への出席は取りやめた。 一方、首相は同日午後、イタリアから帰国し、首