桜の起源をめぐって日韓が争うなか、中国の桜産業協会が「桜の本当の起源は中国だ」と表明した。30日付で南方都市報が伝えた。 韓国メディアが、日本の桜で最も有名な「ソメイヨシノ」の原産地は韓国の済州島であり、花見も韓国文化であると報じ、日本メディアが激しく反論している。こうしたなか、中国桜産業協会の何宗儒・執行首席は29日、広東省広州で記者会見を開き、「日韓双方ともに、その『資格』はない。われわれは日韓と言い争うつもりはなく、ただ事実を述べたいだけだ」とし、「桜の起源が中国であることは多くの史料が証明している」と述べた。 また、「中国人として、多くの人にこの歴史を知ってもらう責任がある」と前置きし、「桜の国である日本にはもともと桜は存在しなかった。日本の権威ある桜の専門書『桜大鑑』には、桜の原産地は中国であり、日本の桜は唐代に中国のヒマラヤ山脈一帯から伝わったものだと記載されている」と説明した