オープンソースのマルチメディアライブラリ「FFmpeg」の最新版「FFmpeg 7.0 "Dijkstra"」が4月5日(現地時間)にリリースされました。 FFmpeg 7.0では、ネイティブのVVC(Versatile Video Coding)デコーダーの実験的サポートの追加や、IAMFのサポート、マルチスレッド対応のffmpeg CLIツールの導入などがおこなわれています。ffmpeg CLIのマルチスレッド対応は、ここ数年進められた作業の集大成で、昨今のプロセッサのコア数が増加していることから、大きなメリットがあると考えられます。 なお、後方互換性に関しては、6.0以前で非推奨化されたAPIが削除されている点には注意が必要です。古いビットマスクベースのチャンネルレイアウトAPIが削除され、カスタムチャンネル順序やアンビソニックスのような機能を可能にする AVChannelLayou