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ブックマーク / tobofu.hatenadiary.org (12)

  • ももへの手紙 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    劇場公開初日に観てきました。結論から言うと、個人的には客観的に評価するというよりも単純に好きになれた映画でした。 監督が「人狼」の沖浦啓之氏ということで、「人狼」からかなりの年月が経っているということもあり、また、そもそも沖浦氏と言えば、作画方面に詳しい人からは細かい異論があるかもしれませんが、個人的には、Production I.G.のリアル系作品、特に押井作品によく参加してた印象もあって(アニメアール時代はとりあえず置いとくとして)、どうしても最近はリアル系作画の人、という認識ではあったんですが、今回の作品の発表を知って、売り方も含めて一般向けの企画だということにまず驚きました。なので、どう仕上がっているのか何となく気になってはいました。 何となく、と書いたのは、先日もピングドラムの記事でも触れたんですが、リアル系作画の進化は、最近作画の苦労のわりにはどんどん地味になってあまり報われて

    ももへの手紙 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)
  • カラフル - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    「河童のクゥ」に続く、原恵一監督の最新作。 7月に試写会で一回、昨日の公開日に二回目鑑賞。試写会時は比較的客観的に観られたが、二回目は構えずに行ったので破壊力が半端なく、自分でも驚くほど涙腺緩みっぱなし。 以下、なるべくネタバレ回避しつつ、自分なりのポイントを。観た人は分かると思うが。 早乙女君の存在がこの話のキモ。最重要キャラ。 お母さんの「手」の芝居だけで見せる人のエロさ炸裂。かつ真の母親の中の「女」に対する嫌悪感も兼ねてる。 唱子(CV:宮崎あおい)のブサ可愛さ萌え炸裂。 ひろかに対して、真の中の「男」が反応するとき、ちゃんとひろかの太ももアップカットに行く。 (破滅型とも思える)ひろかが泣きじゃくりながら心情吐露するシーン、涙のかわりにひろかが握った黒い絵の具が床にたれる。 ブラタモリ的、玉電の支線、砧線跡めぐり。 ドラマ上必要な冷たさが相変わらず(原監督的に)容赦ない。 イメー

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  • アニメ定点観測2009 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    いわゆる今年のアニメを振り返る的なものを考えてみるわけだけれども、個々の作品をちゃんとチェックしていれば、それなりに細かく書けるのだろうが、まともに観てなかったりするので、かなり大雑把なことしか言えない。 しかし、大雑把でも言える変化はあった。 今年の前半と後半でのアニメ状況の印象が、大きく違った。それは誰しもが思うであろう、夏以降の小規模公開の劇場版アニメの数の増加による。しかもその傾向は来年まで続くらしい。 個人的には、この後半からの変化で、前半で比較的話題になったり騒がれたもの、たとえば「とらドラ!」なり、「バーディー」二期の作画崩壊騒ぎなり、「けいおん!」から始まる部活ものの流行だったり、それらすべての印象が弱くなった。 逆に強くなった印象は大雑把に「テレビから劇場へ」ということだろうか。しかし、かつてのように、劇場版だからテレビよりクオリティが高い、付加価値があるというよりは、

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  • 東のエデン 劇場版I The King of Eden - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    ここにアップするまでのものでもないかと思ったけど、まあ、mixiで書いたものをそのまま転載。 まずは鑑賞直後、劇場のロビーでちょろっと書いたメモ的感想。 東のエデン観た。期待値を下げれば、まあまあ面白いと言えるかな。ジュイスの受け答えが各セレソンによって違っていて、より人間味があったのがよかった http://twitter.com/tobofu/status/6163308151 これに今補足するとすれば、ついったーでも誰かが言っていたが、TVシリーズの続きをそのまま劇場で流した感じ。「劇場版」としてクオリティアップさせたようには見えなかったし、TVシリーズ一回観ただけで観かえしてはいないし、総集編も観てないので、記憶に頼るしかないのだが、なんとなく、むしろTV版より多少クオリティ落ちてるような気がした。 お話に関しては、TV版、総集編を観なおすより、神山監督の小説版を読んでおいたほうが

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  • 「鉄腕バーディー DECODE:02」 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    なんて言ったらいいんでしょう。もういいおっさんがアニメ観たりしてるわけで、おっさんの立場からそろそろ正直な感想を書いてもいいと思いますので書こうと思います。 自分はヤマト、ガンダム世代なので、さすがにもう今の年齢で心の底から感動する「表現」なんて感じられないわけです。それはアニメ側の問題もあるでしょうが、個人的な問題で、年取って感性が単に枯れたからもあるでしょう。たぶんここは後者の割合の方が大きいと言っておいた方がいいんでしょうか(笑)。 さて、「バーディー」ですが、素材(原作)もどちらかというと年寄り側ですし、その「器」の上に描かれた、「若者」であるところのつとむメインの一期は、スタッフに若手を投入しつつも、年寄り目線で作られた作品であったことは拭えないと感じました。二期に入って、作品の雰囲気は比較的年寄り目線に釣り合う程度にはシリアスな展開になり、自分もおっさんですから、一期よりは素直

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  • コードギアス 11話 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    また、いきなりいっぱい伏線ばらまきましたな。そのばらまき方も上手いし、メカの肉弾戦もなかなかよろしかった。とにかく、「娯楽作」としてのハッタリの見せ方が上手いんだよ。同じ竹田Pが関わってた「SEED」とは格段に違う。なんつーか、竹田P好きな安い社会派ネタを、竹田Pにやりこめられずに逆手に取る(ように見える)谷口監督の手腕はさすがだ。竹田アニメじゃなくてちゃんと谷口アニメに変換してる。SEEDもエウレカもそこで挫折してたもんなあ。「種」とは違うのだよ、「種」とは。みたいな(笑)。 関連:『コードギアス 反逆のルルーシュ』第1話〜第11話が期間限定無料配信 http://www.rbbtoday.com/news/20061221/37081.html

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  • トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)細野晴臣を検索

    http://www.tokuma.jp/coil/ やっと公式がちゃんとしてきた。なんとなくビジュアルからみると、正統派教育テレビアニメっぽくて、今のアニメの状況から考えるとそれがある意味懐かしいほどだ。 機動戦士ガンダム 連邦SIDE 機動戦士ガンダム 連邦SIDE 竹書房 2007-01 売り上げランキング : 4458 Amazonで詳しく見る by G-Tools巻末の富野インタビューで萌え系アニメについて言及してるので一部書き起こしてみる。 萌え系アニメよりも萌えさせる自信がある (途中から) 幼児向けの作品や、動物が活躍するような作品はもちろん、たとえば美少女物を作れと言われても、やれないことはないと思うんです。「パンチラを気でやってください!」と言われれば、それをうまく見せる自信はあります。美少女物のオタクにならずに作るという手法を知っているからです。ですから、美少女マニ

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  • 電脳コイルとかけて、理系クリエイターの純粋な(ある意味能天気な)魔術、呪術への憧れ、信仰と解く。その心は? - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    放映前の期待が高かった、あるいは放映始まってもまあまだ3話だからこれを言うのは酷だろうけど、世界観とアイテム等、設定に関しては面白いはずなのに、何故盛り上がらないのだろう。俺の勝手な妄想で言えば、藤子Fの少し不思議的スタンスをジブリ風テイストで、さらに今風にしてみた、というコンセプトが見え見えで、それはそれでたぶん確かに新しいはずなんだけど何故か新鮮さを感じない。その通り手堅く作りましたって感じが何となくするのであまり驚きと発見がないんだな。 まあ、あとは面白いアイテムをかね合わせたドラマ性に期待するしかないんだけどね。まだ序盤だから終わってみないと分からないけど。 もう一つは、これは個人的な偏見というか、あえて強引に偏見でテーマを打ち立てないと、反証的にこの作品のテイストが浮き上がらないと思うんだけど。2話でサッチーが鳥居のこちら側には入れないってシーンがあったでしょう。3話では鳥居を囲

    電脳コイルとかけて、理系クリエイターの純粋な(ある意味能天気な)魔術、呪術への憧れ、信仰と解く。その心は? - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)
    ennoea
    ennoea 2008/07/01
    俺の中では静かに盛り上がってる。
  • リーンの翼 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    http://animejapan.cplaza.ne.jp/b-ch/rean_bba/rean_bba.html 身内の事情でリアルにいろいろやりきれないことが最近多いので、思わず観たくなって最終話のみ再視聴。最近の富野作品における「舌足らず感」がこの作品には結構てんこ盛りだったりするけど(尺の問題が、とか言われてるけど、尺増やしたところで成功したかどうかも怪しい)、なんかね、富野らしい「思いをぶちまける」という意味では、60代の人間が作ったということも含めて、割と素直な作品だと思うよ。再評価されるにはオタク第二世代あたりが同じ年齢(60代くらい)にならないと駄目だろうな。若者向けじゃないし、これ。

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  • 同じメデイア内での世代間闘争 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    まあ、このメデイアって主にアニメのことなんだけど、ニコ動なんかでゆとり差別騒動を見かけて思うのは、アニメの歴史を振り返れば膨大な知識の蓄積がもうすでにあるわけで、ゆとりと差別されるにしても、若い人はとてもじゃないけどその膨大な知識を「勉強」をするには非常に面倒だし、諦めの気分もあって、そんだったら、非難されてもはっきり言って嫌な思いをしつつ、それでも楽しみたいとは思ってるんだろうと思う。自虐的に、自分はゆとりだから、というコメントも見かけるようになってきたし、これはかつての「おたく」とまったく変わってない。 俺はマニアではないんだけど、昔からのアニメの進化の歴史が自分の成長の歴史とシンクロしてたので、アニメの進化が進む過程で、楽しみながら知識が自然に体に染み付いたところがあって、ある意味幸福だったな、とは思うけど、ここで若い人が、たぶん、最近はアニメが見かけ上盛り上がってるらしいから、その

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  • 4年ちょっと目のキングゲイナー - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    さて、転載も終わりましたので、ちょっとした総括というか思うところなどを。 この転載をやるにあたって、特にアニメ編の見直しとかはしませんでした。当時リアルタイムで観た時の興奮した記憶を思い出しつつ、ほぼあらすじに近いこの文章を読み返して、あれから4年ちょっとたった後のキングゲイナーとはなんなのだろう、と少し考えていました。 リアルタイムでも観ず、富野アニメの歴史も知らない人が今、作品を観た時に、このシリーズ構成下手じゃね?と思うかもしれません。話一貫してないじゃん、つじつまあってないじゃん、と。 ただそれは、当時のスタッフの発言を見ればわかりますが、ストーリーの一貫性をあえて放棄してまで、その場、その場、その回ごとの面白さにこだわった故なのです。当時富野監督は「芸能」「芸能」と連呼していましたし、このアニメそのものが「お祭りアニメ」だったからです。「エクソダス」について、富野アニメらしく

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  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)

    まあ、絵がいいとか迫力が出たとか、は個人的にはどうでもいいんですが、気になったことがひとつだけ。 今回の映画で、ミサトやリツコやゲンドウから初号機に乗れと強要されて、シンジは嫌だと拒否するんだけど、あきまんも過去に言ってたけど、たしかにこれは理不尽な話でね、ここでシンジは逃げてもいいわけだ。でもどこにいたってシンジはもんもんとしてるらしいので、ここに来れば何かあるんじゃないかとまで言ってるし、父親に対するMっけもあるようなないような(笑)。それは依存症だから逃げ切れないんだろうなあ、と。自分を罵倒してくれることで自分の存在を確かめるっていう、ロボットアニメの主人公としてはこの上なくやっかいな少年。 脱線したんで元に戻すと、使徒の攻撃でジオフロント内に振動が走り、TVでは天井からある資材がシンジにめがけて落ちてきて、いきなり動くはずのなかった初号機がシンジを庇う、というシーンがあるんだけども

    ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)
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