客先、上司、後輩を相手に、ビジネスパーソンがトーク術を駆使する場面は多々あります。そんなトーク術を解説する連載「プロ講師に学ぶ、達人の技術を教えるためのトーク術」。第3回は前回に引き続き、「人間の基本的な学習モデル」について説明します。 すべては「アウトプット」のために 前回、人間の基本的な学習モデルとして「前提知識→設問→考慮時間→アウトプット→フィードバック」の流れを紹介しました。今回は「前提知識」について書きますが、その前置きとして強調しておきたいことが1つあります。それは、 すべてを「アウトプット」のために構成しなければならない ということです。「アウトプット」とは、受講生自身が考えたことを自分の言葉で書いたり、しゃべったりする活動のことを言います。暗記したことをそのまま答えるのではダメで、状況に応じて知識を組み合わせるという「考える」作業をした上で答えることが重要です。その「アウ
![教える前に絶対欠かせない「概念分析」とは?(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91ca42f8eb2b8a5a8c09ec77a9f085cafb74aab1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbizid%2Farticles%2F0901%2F06%2Fst_ka02.jpg)