僕は、この眠れない長い夜に、インターネッツの世界に光る「希望」を見つけてしまった。 僕たちがブログで発する何かしら建設的な言葉は、祈りのようなものである。それは、自分自身への祈りでもあるし、ネットの海の向こうの、一生会うこともない「いいやつ」に向けた祈りだ。 世の中、良い人間ばかりなのか、悪い奴ばかりなのか、それはわからない。誰もわからない。 ただ、少なくとも、世界中に一人も「いいやつ」がいないわけではない。色んな人がいて、そのほとんどがすごく嫌な奴でも、中には一人くらい、自分と同じような悩みとか痛みを背負っている「いいやつ」がいるかもしれないじゃないか。そう信じることにしよう。 自分の半径5メートルの時代に通用していた全体性は、化けの皮が剥がれた。僕たちは、ネットによって何処とでも誰とでも繋がることができるようになったが、繋がることによって分断されてしまった。だからこそ確証なんてものはな