総じていえるのは、雇用の削減を阻止する短期的な「雇用対策」は、生産性を引き下げて雇用の喪失をまねく場合が多いということだ。大不況で成長率がマイナスになっているとき、パイを公平に分配する問題ばかり議論するのは、沈んでゆくタイタニック号のデッキチェアを奪い合うようなものだ。一時的に「需要を喚起」しても、潜在成長率が上がらなければ、景気対策をやめたら元の木阿弥だ。本質的な問題は、生産性を高めてGDPを引き上げ、雇用を創出することだ。分配の公平は、それとは独立の問題である。

atasintiatasinti のブックマーク 2009/02/02 00:38

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