都が計画する京王線笹塚駅―仙川駅間(7・2キロ)の連続立体交差事業(高架化)に反対する沿線住民が28日、国に対し、事業を事前に差し止めるよう求め、東京地裁に訴えを起こした。住民は地下化した方が騒音が少なく、工事費も高架化と同程度と訴える。だが、国土交通省はこの日、都からの事業の申請を認可した。 高架化の総事業費は1700億円。都はピーク時に1時間あたり40分以上遮断される「開かずの踏切」25カ所をなくせると見込む。2022年度までの完成を目指す。都はさらに同区間を含め地下を複々線化する計画で、最終的には地下と高架を併用する方針だ。 訴状によると、高架化計画について、①現状の騒音は解消されず、一部では悪化する②地震など災害に弱く、完成から40年以上経過した高架を流用するなど欠陥があるとして、地下化の方が優れていると指摘。都は、地下化の方が約800億円高くなるとするが、住民側は地下化しても無駄
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