【台北共同】台湾の証券取引所は4日、経営再建中のシャープが鴻海精密工業からの支援策受け入れを決めた際、証取が定める情報公開を怠ったとして、3万台湾元(約10万円)の罰金を鴻海に科したと発表した。 シャープは2月25日の臨時取締役会で、鴻海が提示した巨額の支援策受け入れを決定。これについて鴻海は当時、台湾での発表を見送っていた。 証取は上場会社に重大情報がある場合、証取のウェブサイトを通じて公表するよう定めている。 シャープと鴻海は、受け入れ決定に続き契約を締結する予定だったが、将来負債になる可能性がある「偶発債務」の問題が持ち上がり、契約期限を延長。