開会式で紹介され、手を振る天皇陛下とIOCのトーマス・バッハ会長=2021年7月23日、国立競技場、諫山卓弥撮影 天皇陛下は23日、国立競技場(東京都新宿区)で開かれた東京五輪開会式に出席し、開会宣言で「私は、ここに、第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します」と述べた。1964年の東京五輪で昭和天皇が「オリンピアードを祝い」と宣言したのに対し、今大会では「記念する」と表現を変えた。 【写真】MISIAさん歌い上げた「君が代」にイントロが 五輪開会式名場面 開会宣言は国際オリンピック委員会(IOC)の五輪憲章で、英語と仏語で文章が定められている。日本語の表現が変わった部分は英語では「celebrating」で、日本オリンピック委員会(JOC)が公開している「五輪憲章2020年版・英和対訳」では「祝い」とされている。 同時に、この冒頭には「英文が原本となります。本憲章の