大阪芸術大(河南町)の学生らが、府警の依頼を受け、自転車の運転マナー向上を訴える啓発用のCMを撮影した。乱暴な運転をした若者を自転車が叱りつけるなどユニークな作品ばかり。すでにプロスポーツの試合会場などで放映されており、府警は「学生ならではの感性で注意を喚起できる」と事故防止に期待を寄せる。同大学も「自転車は乗り方次第で被害者にも加害者にもなる道具との意識が広がれば」としている。 同大学放送学科は2008年3月にも府警生活安全部の依頼でひったくり防止のCMを制作。今回は交通部が昨年秋にリクエストし、同大学も「自転車で通う学生への啓発にもなる」と、無償で応えることにした。 同学科長の岩崎富士男教授が全学の学生を対象に開講する授業で、受講生約400人にCMコンテ作成の課題を出し、府警が審査。選ばれた7点を、卒業生や学生らによる学内のテレビ局「OUA―TV」のスタッフが順番に映像化した。 このう