ラテン語辞典TLLの資料庫と編集責任者のミヒャエル・ヒッレン=2019年11月22日、ドイツ・バイエルン州の州都ミュンヘンにあるバイエルン科学アカデミー、Gordon Welters/©2019 The New York Times
――2007年に日本テレビ系番組「世界の果てまでイッテQ!」の珍獣ハンターに選ばれて以来、足を運んだのはこれまで実に100カ国以上。この10年、どんな変化を感じますか? 「誰もがスマホを持ってる状況になったな、と感じます。アフリカのマサイ族も、アマゾンの奥地に行っても、やっぱりスマホを持ってるんですよ。で、通じるんです。携帯で写真撮ったり、動画撮ったりもしてる。上半身裸で、テントのようなところで暮らしてるのにスマホを見ていたりするのは、すごいちぐはぐで不思議な感じがします。この10年は、そうした変化にびっくりしてますね」 「『イッテQ!』の撮影で行ったインドネシア・コモド島が人生で初めての海外だったんですが、当時の感覚は、今とはまったく違いますね。携帯電話もガラケーで、海外で使うこと自体が今のように普通じゃなくて、誰ともなかなか連絡が取れなくて、不安しかなかった記憶があります」 イモトアヤ
私がノルウェーに初めて引っ越したのが2008年。それまではノルウェーがどこにあるかも知らず、ノルウェー語も一言も話せなかった。現在はノルウェー語を話し、昨年末からスウェーデン語、今年からフィンランド語とデンマーク語の勉強を始めている。フランス語と英語も完ぺきではないが話せるため、語学勉強のコツを聞かれることがある。今回はどうやって自分なりに勉強してきたかを振りかえってみたいと思う。 オスロ大学入学、ノルウェー語の知識はゼロ オスロ大学メディア学科に正規入学することが決まっていたが、そのための条件が、大学で1年間ノルウェー語の授業を受け、指定のレベルの試験を合格すること。本来、ほかの留学生であれば18か月かけて学ぶコースを、12か月で学べという厳しい指令だ。実際、1年後に試験に受からず、ビザが更新できずに泣く泣く帰国する人もいた。 当時のオスロ大学のノルウェー語クラスは無料で、教科書代を自分
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