石原知事は17日、都庁で行われた定例記者会見で、地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が発表した次期衆院選の公約となる維新版「船中八策」のたたき台について、「船中八策は俺が言い出したんだ。いつのまにかあっちへいっちゃった」と語った。 石原知事は1月、報道各社とのインタビューで、民主、自民に代わる「第3極」について、幕末の史実になぞらえ、「『船中八策』みたいなものを作らなければ下級武士の反乱も起きない」などと主張していた。一方で、維新版のたたき台の中身については「大賛成のところがあるね」「私が昔、言ったことと同じことがあるので、大変結構」などと高く評価してみせた。 また、たちあがれ日本の平沼代表や国民新党の亀井代表と模索している新党の政策については、「下手したら、選挙は当分ないんじゃないの」などと語り、この日は明言を避けた。