鹿児島県肝付町は、歩行者が夜間に反射材付きのタスキを着けて交通事故に遭った場合、10万円を上限に見舞金を出す取り組みを始めた。 反射材の着用を促して交通事故を減らそうという苦心の策で、警察庁や内閣府も「他に例のない取り組み」と効果を注視している。 町によると、見舞金の支給対象は町内を歩いていて事故に遭った町民で、年齢は問わない。事故が起きると、町は肝付署で当事者のタスキ着用の有無を確認。着用が確認されれば、15~30日未満のけがで1万5000円、30日以上のけがで3万円、死亡の場合は10万円を支給する。 町には街灯がない道も多く、以前から広報紙などを通じてタスキを身につけるようPRしてきたが、なかなか浸透していない。昨年も3月と7月の夜に、道路を横断中のお年寄りが軽乗用車と原付きバイクにはねられて死亡した。いずれも着用はしていなかった。 このため、町は9月に「夜間歩行者事故見舞金規則」の制
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 日本銀行に「大胆な金融緩和」を求める安倍政権の発足に伴い、日銀の独立性への関心が高まっている。日本銀行が2%のインフレ目標を導入したことを受けて、週刊ダイヤモンドでは2月2日号で「日銀陥落~安倍政権の危険なギャンブル 要求丸呑みの舞台裏」(第二特集)を掲載。本特集が電子書籍としてKindle版とkobo版で発売されたのに併せ、日銀の理論的支柱でもあった京都大学公共政策大学院の翁邦雄氏へのインタビューを完全ノーカット版でお送りする。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集部 池田光史) おきな・くにお 1974年東京大学経済学部卒業、日本銀行入行、80年シカゴ大学留学、83年同大学でPh.D
国会同意人事を巡る混乱が白川方明日銀総裁の後任選びに波及する兆しが出てきた。政府は8日、公正取引委員会の委員長に杉本和行元財務次官を充てる案を提示したが、民主党は事前報道を理由に反発を強める。政府・与党内では日銀総裁人事でも民主党と協調しにくく「みんなの党などが反対する財務省OBの起用は難しくなった」との見方が広がっている。政府は8日午前の衆参両院の議院運営委員会理事会に公取委員長を含む14機
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