今週に入って本格化していることしの上場企業の株主総会は、株価の上昇を背景に、海外の投資ファンドなどのいわゆる「物言う株主」が企業価値の向上に向けて提案を行う動きが目立つのが特徴で、経営陣は具体的な成長戦略を問われる株主総会となっています。 3月を決算期とする上場企業の株主総会は今週がピークで、25日は大手電機メーカーや自動車メーカーなどが相次いで株主総会を開きました。 ことしは、株価の上昇を背景に、海外の投資ファンドなどのいわゆる「物言う株主」が、経営陣に対し企業価値の向上に向けた戦略を提案する動きが目立つのが特徴です。 リーマンショックのあと、企業の経営陣は、万一に備えて積極的な支出を控える傾向にあり、上場企業が手元に積み上げた資金の総額は全体でおよそ70兆円に上るとみられています。 こうした資金を設備投資などに振り向け、将来の成長に結びつけていけるかどうかに株主は注目しています。 東京