お菓子の箱やマヨネーズの包装袋などに何気なく存在する「ベルマーク」。注意して見ないと見逃してしまうほどの小さなマークだが、誰でも、子どものころに必死で集めた記憶があるかもしれない。 いったい誰があつめているのか? 収集団体の数は28,400団体にものぼり、その6-7割が小中学校のPTAだ。 2012年度に最も集めたのは浜松市の「中野学園オイスカ高校」で、1.128.000点にも達している。(ベスト100は表参照) PTAがこの小さなマーク集めに熱心に励むのは、学校が必要な備品や教材を買う原資をつくるため。ベルマークを集めれば備品などを買えるわけだが、ではその原資はいったいどこからくるのだろう。 ベルマークには、マークを集めるPTAなどのほか、自社商品にベルマークを表示する「協賛企業」、備品・教材をPTAなどに販売する「協力会社」、そしてベルマークの一切の運営事務を担う「ベルマーク教育助成財