10月23日、国内主要生損保の下期運用計画がほぼ出そろった。日本株に慎重/円債重視というこれまでの姿勢に変わりはない。写真は東証で16日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino) [東京 23日 ロイター] - 国内主要生損保の2014年下期・資産運用計画がほぼ出そろった。国内株式への運用比率を高めるとみられている年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のスタンスを追うことはなく、日本株に慎重/円債重視というこれまでの姿勢に変わりはない。ただ、国内金利水準は低いままで運用難の状態にあり、外債投資を徐々に積極化していく動きも出始めている。 <円債中心の「大枠」を維持> GPIFのポートフォリオ見直しが市場の注目を集めるのは、世界最大の127兆円というGPIF自身の運用資産の大きさもさることながら、「巨象」が動くことで、他の機関投資家の運用方針にも影響を与えるかもしれないとみられてい